おはこんばんにちは。

 シンガーソングライターの中島みゆきさん(代表曲に、「糸」「時代」「地上の星」「宙船」など様座な曲がある。)は北海道出身です。

 そこで色々歌詞(当然ながら中島みゆきさんの作詞作曲なのだが)を見てみると、1980年発表の『船を出すなら九月』という曲にたどり着きました。

 私は生まれてこの方殆ど北海道に住んでいるのですが、「どうやら北海道とそれ以外(北海道民は方言で内地(ないち)と呼ぶこともあります)では、人々の感じる季節感が違うことを歌にした曲があることを知りました。

 次の動画をご覧ください。


 1:11秒ほど再生したところで、次の歌詞が出て参ります。


 人を捨てるなら九月 人は皆 冬の支度で夢中だ

 恐らく、北海道以外にお住まいの方にとって「9月に冬支度というのは有り得ない」と思われる方も思われます。

 実は北海道9月から12月に向かうにしたがって、寒かったり暖かかったりを繰り返しながら、徐々に冬の気候へと近づいていくという気候体系を取ります。

 そのために、場合によっては10月に初雪が観測されたり、11月なのに意外に暖かい、といったことが起こるわけです。



 中島みゆきさんは北海道出身のシンガーソングライターですから、こういった事情を、見事に歌詞に組み込んだのでしょう。


 北海道の気候やら人々の習慣についての参考資料にもなりそうな一曲だな、などと考えています。











 それでは、おやすみなさい。