皆さま新型コロナウイルス大丈夫でしょうか?若くて既往歴のない患者さんがCOVIDー19で亡くなった例がイギリスなど海外で報告されていて、大変不安な毎日を送られている方も多いと思われます。
 ついに首都圏も外出自粛を知事が求める事態になっているのですが、買い物等絶対に出かけなければならない場面は存在します。その場合、マスクがあればマスクを。無ければ人混みを避け、街中に置かれているアルコール消毒液をこまめに使用するとともに、咳エチケット、帰宅時にしっかりと石鹸ないしハンドソープでよく手を(できれば手首まで)洗ってください。あとはうがいです。

 薬学を学ぶ人間としてやはり感じるのは、ウイルス疾患は叩きにくい。しかも相手はコロナウイルス(変異が起こりやすいタイプのウイルス)。

 かつて抗菌薬が全くなかった時代、全ての感染症がこうだった事を考えると、イギリスのフレミングのペニシリンG(発売は戦後となった)、ドイツ のゲルハルト・ドーマクのサルファ剤という二つの銀の弾丸が生み出された事は、やはり時代の転期になっていたのだと感じる。

 重症化するコロナウイルスにどんな手立てが考えられるだろう、そんなことをぼちぼち考える。 




 最近中国の思想家の老子の書いた『老子』という文庫本(岩波文庫)を読み始めたのですが、とても難しい。実は専門家の間でも解釈が割れていたりするのが書かれています。いろんな時代の人がたも苦心した哲学書だからなあ……。